2014年11月26日水曜日

国内未承認の痩せ薬 ゼニカルについて【ダイエット】

先日、飲み屋でダイエット薬を個人輸入で入手し使用している方の話を聞いた。
そのダイエット薬とは「ゼニカル」という薬だ。

薬効成分はオーリスタット。脂質の分解を行うリパーゼの働きを抑制することで、食事によって体内に取り込んだ脂肪分を吸収せずに体外へと排出するという作用を持つ。一回の食事で30%の脂肪分が便として体の外へと排泄されるため、ダイエットに効果的だというものだ。

だが、実際はどうなのだろうか?


メリット
・非中枢性であること
やせ薬で有名なマジンドール(サノレックス)はその依存性と耐性発現が難点だったが、この作用経路においてはその問題がない。

デメリット
・下痢、易放屁、栄養失調、肝障害等の副作用
言わば消化不良の状態を引き起こすため、下痢などの症状が起きやすくなる。軟便と油脂性便によって、便を漏らしたり放屁とともに油便が排出されることも多々起き、その後始末が大変だ。
また、脂肪吸収抑制によりビタミンA・D・E・Kなど脂溶性ビタミンの吸収抑制からのビタミン欠乏症の発生も容易に考えられうることである。

・日本未承認であること
これは大変リスクが高い。
入手経路は医師による自費治療か個人輸入となり、勿論保険も効かないため高額である。その為個人輸入を選ぶ方が多いだろうが、その薬の安全性は保障されていない。どれだけ重篤な副作用が起きた際でも副作用救済制度が適応されないというのは大変怖いものだ。最終的には自己責任、という訳である。



以上を考慮すると、
 生活習慣改善における補助的な役割として使用する
 医学的判断の元服用する
のであれば他国での実績もある為その効果は充分期待できるといえるだろう。

しかしながら、いわばこの薬で期待できるのはカロリー制限だけの話で、
オマケに入手経路も副作用対策も大変と来たら、
 薬だけで痩せようとする「ものぐさ」で太った人は確実にリバウンドする
のが目に見える。

2014年11月21日金曜日

ゴーストピルについて

メモ。

除放錠などを服用した際、糞便中に薬そのままの形が出ることがある。
この正体は「ゴーストピル」と呼ばれ、除放錠などを服用した際に有効成分が溶け出した後のマトリックス構造だけが残ってしまったものだ。
薬の有効成分は、ゴーストピルにはほとんど残っていない。
なぜゴーストピルが出るのか詳しくは判明していないが、下痢時や、水無しで服用した際に起こりやすいとされる。

しかし名前が良い。ゴーストピルと聞いて、よもやウンコに出る薬の残骸の話だとは思うまい。
ゴーストピル~幽霊になる薬~とかで何も知らずに少年誌辺りで使われるのを想像して、一人ニヤニヤしている。

白癬のあれこれ~爪水虫~

爪水虫とは

白癬の一種で、爪に生じたもの。
爪の肥厚や混濁などが起きる。

<治療法>
手の爪で半年、足の爪で1年生え変わるまで時間がかかるので、長期服用する必要がある。

・内服療法(原則こちら)
イトラコナゾール:400mg/2回/日 食直後 1週間投与後3週間休薬を1サイクル×3(パルス療法)
テルビナフィン:125mg/回/日 食後 連日投与

ただし、肝障害や相互作用などに注意が必要とされる。


・外用療法
2014/9に薬価収載となったエフィナコナゾール(クレナフィン爪外用液%)は、国内初の爪白癬に適応を持つ薬。ケラチンとの親和性が低く、爪床まで深く浸透する性質がある。
エフィナコナゾールはトリアゾール系抗真菌薬で、真菌細胞膜を構成するエルゴステロールの生合成を阻害することで抗真菌作用を発揮する。
1日1回塗布(ハケ一体型)

2014年11月19日水曜日

白癬のあれこれ~足水虫

白癬とは、真菌の一種である皮膚糸状菌(白癬菌)によって生ずる感染症のことだ。
ケラチンというたんぱく質を栄養源とする白癬菌は、表皮・爪・毛などに寄生することが多い。また高温多湿な環境を好むため、梅雨~夏にかけて患者数が増加する。

<分類>
白癬の種類は、表在性か深在性に分類することができる。
表在性:足白癬(水虫)、爪白癬(爪水虫)、股部白癬(いんきんたむし)、頭部白癬(しらくも)等
深在性:白癬性肉芽腫(内臓に寄生)
普段良く聞く水虫やいんきんたむしは、同じ菌が原因だ。


<治療>
水虫
外用療法:
・指の間のカサカサORジュクジュク、土踏まずの水疱に効果的
・表皮のターンオーバー期間である1か月は薬剤塗布を続ける必要がある
・症状が出ていないところにも広く塗る必要がある(甲を除いた両足首より下すべて)

内服療法:
・かかとの角質増殖ひびわれに効果的
・イトラコナゾールとテルビナフィンの2剤 1日1回投与、定期的な肝機能検査必要

<指導>
・スリッパ、バスマットは共有しない
・こまめな部屋の掃除
・患部を清潔で乾燥した状態にする
・ブーツなど避ける

 

解熱鎮痛剤 カロナール錠500の発売

カロナール錠500が2014/12発売となった。

最大投与量が変更になってから数年は経つが、いまだに今の量の幅と最大量に慣れることが出来ない。Drの処方を見ていても、同じように思っている人は多そうだ。200mgを20錠なんて処方がもし来たらぎょっとせずにいられないだろう。
使用を促す為の発売かもしれない。


<添付文書より>
・次の疾患並びに症状の鎮痛//頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症

通常、成人はアセトアミノフェンとして、1回300~1000mgを経口服用し、服用間隔は4~6時間以上とする。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として4000mgを限度とする。また、空腹時の服用は避けることが望ましい。

・次の疾患の解熱・鎮痛//急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
通常、成人はアセトアミノフェンとして、1回300~500mgを頓用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとし、1日最大1,500mgを限度とする。また、空腹時の服用は避けることが望ましい。

・小児科領域における解熱・鎮痛
通常、幼児及び小児はアセトアミノフェンとして、体重1kgあたり1回10~15mgを経口服用し、服用間隔は4~6時間以上とする。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として60mg/kgを限度とする。ただし、成人の用量を超えない。また、空腹時の服用は避けることが望ましい。1回服用量の目安は下記のとおり。

体重5kg...1回 50-75mg(シロップ2%:2.5-3.75mL)
体重10kg...1回 100-150mg(シロップ2%:5.0-7.5mL)
体重20kg...1回 200-300mg(シロップ2%:10.0-15.0mL)
体重30kg...1回 300-450mg(シロップ2%:15.0-22.5mL)



血糖改善薬 SGLT2阻害薬の併用注意改訂

H26.9、こんなニュースが入ってきた。

---糖尿病の新薬「SGLT2阻害薬」を使用した2人が死亡していたことが判明。
2人は利尿薬を併用していたとされ、専門医は慎重な服用を呼びかけている。
死亡したのは60歳代と50歳代の男性で、脱水を起こしたとされる---
http://news.livedoor.com/article/detail/9349055/より


SGLT2阻害薬は血中の過剰な糖を尿中に排出する際ナトリウムも排出してしまうという、浸透圧利尿作用を有する。利尿薬服用中で塩分摂取を控えている患者、特に高齢者ではナトリウムを貯蔵力が弱っており、脱水がより起こりやすい環境にあるのだ。
これにより脱水症状だけでなく、脳梗塞の発生リスクも上がりやすくなる。

ラシックス等利尿降圧剤の添付文書でも、H26.10にSGLT2阻害剤の注意が改訂された。
服薬指導時には、場合によっては水分補給の喚起と脱水症状の説明をしていく必要がありそうだ。

2014年11月18日火曜日

失敗ログ

クズなので失敗だらけだ。
そして、全て失敗しないと分からない。どうかしてる。

そんなあえて恥ずかしい失敗ログを取っていこうと思う。

クズはどうしたってクズだけど

正直な話、生まれた環境で人の性質は大きく変わる。全く変わる。天と地のように変わる。これは紛れもない事実だ。

例えば貧乏な家庭に生まれ、限られたものしか与えられぬまま、駄目な人間ばかりに囲まれてそれが普通として育った人間と、
例えば裕福な家庭に生まれ、整えられた環境で美しい物ばかりを見て育った人間と、
同じ価値観になるはずがない。同じDNAだって、育った環境が違えばその性質は全く変わる。

わたしがこんなクズに育ってしまったのは、形成された性質の割合が大きいと思う。


さて、性質の話は今更どうしようもないのだけど、それでもどうにかしたいと考えるのが人間だ。

まずは自分がクズであると認めないといけない。クズから完全に抜け出すことは出来ないが、クズじゃないふりは出来る。
気づかれないように。知識を経験を付けて、失敗を反省して、真人間のふりをする。

いつかマシになれるだろうか。
後天的なものでどれだけ人生は変わるんだろうか。
グズグズしてても進まないから、誰も正しい選択肢を教えてくれないから、自分で探そう。とそんなことを思った。