「新型コロナウイルス感染症のため、緊急事態宣言が出されています。市民の皆さんは、外出を控えて人との接触を控えてください」
どこかのSF漫画の世界線に来たみたいだと思う。
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久しぶりにブログを書く。以前書いたブログの記事は2018年が最終だったのでおおよそ2年ぶりだ。今読み返すと恥ずかしい内容だったので、人に見せられるものだけを残そうと思い選別したらほとんど残らなかった。今こうやって精一杯俯瞰的に書こうと思っている文章もまた、数年後に見るときっと消したくなることだろう。
今は2020年5月のGW。新型コロナウイルス感染症の感染拡大のために、国民は外出自粛を守って行動している。
私自身はあれからいろいろあって2018年に結婚し2019年に出産した。出産後お金のこともありまた働きたくなって、子供が8ヶ月になった頃から一時保育に預けてパートに出ていた。しかしその保育園が新型コロナウイルス感染症の影響で休園となったので、めでたく私も休職となってしまったのだ。
今月は全くの無収入になったので新型コロナウイルス感染症の影響は間違いなく大きいけれど、でも昨年や一昨年の今頃を思えば実はそれほど生活が変わっていない。
結婚、妊娠、出産してから、私の世界はとても小さくなった。結婚で住んでいた土地を離れたり、妊娠中つわりが酷かったり、切迫早産になったり、出産後周りに知り合いがいなかったり。今まで外へ外へ出ていた生活から一変して、社会から隔離された生活を過ごしてきた。
けれども、キャパ超えの仕事を抱え込んでパンクしてた私にとっては、強制的に取捨選別できて育児に集中しなければならない時間にある意味救われたりもした。それと引き換えに、常に孤独の慣れない育児と睡眠不足と体調不良がやってきたけれど、ただそこにはかけ替えのない息子の笑顔が付いてくる。プラスマイナスすれば、明らかに以前より精神が落ち着いている。
そう。あの時とほとんど変わらない日々がまたやってきただけなのだ。
孤独ではあるけれど、それで言えば今はみんな孤独だ。接触するものが減る分、また取捨選別がしやすい。幸い育児には少し慣れてきたところだ。今の自分にとってほんとうに必要なものはなんだ。
昼寝の時間なんてあっという間だ。SF漫画のようだと思うようなことが毎日起きるけれど、これは現実世界の話だ。もっぱら今はこの目の前の、せわしない1歳児と自分に向かい合い、日々を暮らしていく。ただそれだけだ。
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息子の泣き声で思考が呼び戻される。
昼寝の時間なんてあっという間だ。SF漫画のようだと思うようなことが毎日起きるけれど、これは現実世界の話だ。もっぱら今はこの目の前の、せわしない1歳児と自分に向かい合い、日々を暮らしていく。ただそれだけだ。