2015年6月2日火曜日

C型肝炎治療新薬であるソバルディは、1錠6万1799円バケモノ高価薬だ

ソバルディは5月25日に販売開始したC型肝炎の治療薬だ。
この薬がなぜ話題となっているというと、1錠あたり6万1799円というバケモノみたいな値段であるということだ。内服薬としては前代未聞の高値である為、まあ諸々問題が出てくる。

まず、普通だと保険を使っても患者の自己負担がとんでもない金額になる。
ということで厚生労働省もこの薬に対して公費助成する方針を立てている(自己負担は最大月1〜2万円となる)

またこれを調剤する薬局側にも負担が大きい。包装単位は海外発売と同じものであり、4週分の28錠入りのボトルのみ、さらに言うと、開封後の品質保証が45日となっているのだ。
つまり新薬制限がかかる14錠を精一杯として処方されて、もしその後服薬がSTOPしたら…?
薬半月で86万円の損失だ。これは、どんな薬局においても営業損益に大きくかかわってくるだろう。ということで異例の投薬制限延長が施された。通常新薬は14日処方だが、28日以内の処方が可能となっている。


・効果効能

C型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善に使用される。C型肝炎患者の約3割を占める、遺伝子タイプ2型が対象。リバビリンと併用し12週間投与を継続服用した場合、終了後に96.4%もの率がある。

C型肝炎ウイルスの型と日本人の割合
1型
 1a 日本ではまれ
 1b  約70%
2型
 2a  約20%
 2b 約10%


・作用機序

C型肝炎ウイルスが細胞内に侵入すると、自身が有しているRNAを放出し、その後RNAを複製することで増殖する。このRNAの複製に関わるタンパク質をRNAポリメラーゼというが、特にC型肝炎の増殖に関するNS5Bポリメラーゼを阻害することによって、C型肝炎ウイルスの増殖抑制作用を示し、それによりC型肝炎を治療する。


・禁忌

リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン、セントジョーンズワート。
催奇形性があるので、投与中及び投与終了後6カ月は妊婦に禁忌。パートナーも避妊が必要。

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